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トヨタ生産方式(かんばん方式) |
- トヨタ生産方式(かんばん方式)がはじまった頃の裏話
昭和39年、私はトヨタの「生産管理部」に異動しました、かんばんの産みの親「大野耐一」氏んが本社工場長でした、
まだ「かんばん方式」が産声をあげた頃で教科書はもちろん企画書もなく、大野さんの思想のもとで、多くの人たちが知恵を出し作り上げていきました。
私が関与した裏話を紹介します。
- トヨタ生産方式(かんばん方式)事例集」
昭和45年にトヨタ社内で、初めて文書にまとめました、多くの人たちが知恵を出し現地現物で作り上げた事実の事例を全工程収録したものです。そのうち私が担当した部分を復刻掲載します。
- トヨタ式工数低減法(トヨタ生産方式・初の教科書復刻)
昭和48年「かんばん方式事例集」をベースに、トヨタ式生産方式(トヨタ生産方式)の教科書がトヨタの社内教育用に編纂された。
これを全文復刻掲載しました。
- トヨタ生産方式(かんばん方式)解説書」
トヨタの技術会やマネージメント研究会が会報で「かんばん方式の解説」をし、生産部門だけではなくトヨタの全部門の管理手法の基軸となっていきました。
- 「大野耐一」氏の著書
昭和53年になって、「トヨタ生産方式」を産み実践し育ててこられた大野さん自身が、「脱規模の経営をめざして」という副題をつけて執筆されました。
- トヨタ生産方式(かんばん方式)用語集
自動化と自働化、省力化と省人化、省人化と少人化など用語に含む、トヨタ生産方式の哲学を噛みしめて、役立ててください。
- 環境マネジメントシステムISO14000
ISO9000への取り組みはトヨタ生産方式の方が高品質の保証ができることから消極的であったトヨタも、ISO14000は率先して取り組み、仕入先にも認定取得を取引継続の重要な要素とすると通告しました。
- トヨタの工場OA化
工場管理のOA化は、パソコンを使ってBASIC言語によるエンドユーザーコンピューティングでシステム開発を進めました。
ニーズの変化に即応したシステムに常時改善を進めることができるからです。
日経コンピューター'92/3号やNECがビデオ化し全国に紹介されました。
- 夫婦海外旅行制度
労働組合は退職金協定の改定期に、私の提案で、退職金は要求せず「夫婦海外旅行制度」を要求し獲得しました。
50歳になると実施され、内助の功に報いるとともに国際感覚を身につけた人材育成にも役立ちました。
- トヨタ式カレンダー
上部団体の週休2日制の要求案を、隔週週休2日制を経て、徐々に移行するように修正動議を出しました。
休みを増やすことについて当時の組合員の意識は低くかったし、大きな変化は母体企業の体質を弱めると判断したためです。
、以降こんな啓蒙ツールも作りました。今もトヨタ系各社で使われてます。
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