パソコンが一般家庭に普及したのはここ数年のことですが、
宮本さんは20年も前にパソコンを始め、いち早くホームページも開設されて、
ご自分の世界をひろげていらっしゃいっます。

7年前にホームページ開設

インターネットが普及し始めた58歳のとき、ホームページ「還暦QPON」を開設しました。ホームページは、自分に見えないものを見えるようにしてくれました。題材にと、身近な昆虫や花の写真を撮り始めたら、蝶だけでも50種類、散歩道に咲く花は実に300種類もありました。また、東京に住む長男夫婦が孫の「成長日記」をホームページにしてくれたので、豊田にいながら、孫の成長ぶりが手にとるようにわかるのもホームページのおかげです。
現役を引退した後「地図から飛び出すリンク集」を開設し、全国から沢山のホームページ所有者が登録してくれました、さらに、情報交換ができる「メーリングリスト」も運営しています。ホームページの技術や各地の話題、自分の作品などをホームページに載せてメーリングリストで案内し、多くの人に見てもらうのです。

パソコンは趣味を超えた自己実現の道具

パソコンは定年後の引きこもりがちな生活を危惧する方には、ぜひお勧めの趣味です。
定年退職をきっかけに始められた60代・70代のホームページ所有者もたくさんいらっしゃいます。「習うより慣れろ」で、難しく考えずにはじめることです。おかげで私もこうして「さわやかさん」にも載せていただけますし、雑誌に掲載されたり、教育テレビ「趣味悠々」で紹介されたり・・・、趣味以上の自己実現の道具になっています。
これからも、進化するITに遅れをとらず、若者に負けないようについていきたい。そして地域の皆さんや、全国のネットの仲間の役に立つようつ努めたいですね。
「還暦QPON」の訪問者が100万人を達成するまで、「還暦」のままでがんばりたいと思います。


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きっかけは会議でのひと言

20年前、技術屋の会議に事務屋である私が参加したときのこと。「パソコンを使えばそんなこと簡単にでき

る!」といわれてショックを受けました。
早速買った本は横文字が入り乱れて、チンプンカンプン。ただ「本を読むより、パソコンにさわるのが一番!」と書いてありましたので、大枚7万円をはたいてパソコンを買いました。 今の機械に比べればおもちゃみたいなもので、マウスもありませんし、テープレコーダーでカセットテープに保存しテレビにつないで見るものでした。
「本を読むより、さわるのが一番!」は本当でした。一ヶ月もしないうちに、基本的なプログラムはできるようになりました。 トヨタの社歌が新しくなったとき、パソコンに音符をプログラムして、皆に聞かせたこともあります。50歳のときアイデアオリンピックのマイプログラムコンテストで優勝もしました。