リフレッシュ活動

本社工場が操業60周年を迎えたころの現場は、機械は油にまみれた、床は飛散した切削油を受けるオイルパンで覆われ、壁は油煙で黒ずんでいた。「これが男の職場!」と過ごしていたが、実はこの状態は、問題点を覆い隠し改善を停滞させる元凶てあると認識を変え、「3年間で全社1、びっくりするくらいきれいな工場にする」というスローガンを掲げてリフレッシュ活動を展開した。床のオイルパンは撤去し、設備の下にダンボールを敷いて、油の雫が落ちないか点検して合格証を貼っていったり、洗浄やペンキ塗りにはカップめんの空き容器が大活躍したりもした。最数年、大きい問題の残した職場から順に、部長クラス、課長クラスと上位から順に担当部署を割り付けて責任を持って改善させた。

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