ページをフレームで分割したり、別ウインドウで表示したりする場合に データや命令を共有したシステムが作りたい場合がある。 その場合は<FORM>に値をセットしておくと、別フレームや、ウインドウから取り出して使うことが出来ます。 1、フォームの書式と値のセット <FORM>の書き方はHTMLをご存知の方は承知されていると思いますが、おさらいの意味で書いておきますと。 <form name="フォームの名前"> <input type="text" value="初期値" name="入力窓の名前"> <input type="button" value="表示文字" name="ボタンの名前" onClick="クリック時の処理()"> </form> のようになります。 名前は英数字で自由につけてください。 入力窓の初期値は、通常空白「 value="" 」をセットしておきます。 この入力窓に値をセットするには document.フォームの名前.入力窓の名前.value = 置き場; と書きます。 逆に、置き場に取りこむ場合は 置き場 = document.フォームの名前.入力窓の名前.value; です。 2、フレーム間伝達 これは同じページ内での書き方ですので、別のフレームやウインドウからは参照できません。 フレーム間で参照するには「parent.フレーム名.」を頭につけます。 値をセットするには parent.フレーム名.document.フォームの名前.入力窓の名前.value = 置き場; 置き場に取りこむには 置き場 = parent.フレーム名.document.フォームの名前.入力窓の名前.value; 具体的には次のデモのようになります。
3、浮動フレーム ページ内に窓を開ける、浮動フレームの場合は。 親から浮動フレームを見る場合は フレーム名.document.フォームの名前.入力窓の名前.value = 置き場; 置き場 = フレーム名.document.フォームの名前.入力窓の名前.value; 浮動フレームから親ページを見る場合は parent.document.フォームの名前.入力窓の名前.value = 置き場; 置き場 = parent.document.フォームの名前.入力窓の名前.value; となります。 具体的には次のデモのようになります。
4、別ウインドウ window.openを使って別ウインドウを開いた場合は。 親から別ウインドウを見る場合は ウインドウ名.document.フォームの名前.入力窓の名前.value = 置き場; 置き場 = ウインドウ名.document.フォームの名前.入力窓の名前.value; 別ウインドウから親ページを見る場合は opener.document.フォームの名前.入力窓の名前.value = 置き場; 置き場 = opener.document.フォームの名前.入力窓の名前.value; となります。 具体的には次のデモのようになります。 5、隠れて渡す デモは、入力窓が見えるようになっていましたが、隠しても機能には影響ありません。 隠す場合は <input type="text" value="初期値" name="入力窓の名前"> を <input type="hidden" value="初期値" name="入力窓の名前"> と書く以外は何も変わりません。 ソースを以下に表示しますので、説明と見比べながら、勉強してください。 | ||||||||
デモのソース | ||||||||
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